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2022.8.31 柔らかなLook586を速く走らせたい


気に入っています! 
Look 586 2010年モデル。中古ショップで一目惚れ!
2008年にはフランスのバイクオブザイヤーを受賞したそうです。
私が所有したバイクの中では初めて高級車の範疇かな?w


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ただし今のところ試行錯誤中。
このフレーム、機嫌のいい時と悪い時の差がめっぽう激しい。
いい時はやたら速いです。しかも自分ではあまり頑張ってる感はありません。
ストラバのセグメントは次々と更新。
悪い時はだいたいキツめの坂です。ダンシングなどすると、しなるフレームに踏力の全てが吸い込まれるようなねちっこい感覚に捕まってしまいます。



しなやか柔らか系のフレームであることは間違いありません。
シートステー・チェーンステー共に真ん中あたりで水平方向に大きく扁平されています。後ろ三角を積極的にしならせようとする設計意図がうかがえます。
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今どきのカーボンレーサーの硬く小さい後ろ三角とはずいぶん違うなあ。

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この柔らかフレームに更にシートポストに緩衝材が組み込まれます。
乗り心地は極上ですね。
振動吸収が優秀なので下りの荒れ路面でもガンガン行けちゃいます。


当時のインプレ記事を色々漁ってみました。
この前のモデル・585はカーボンラグのガチガチに硬いレーサーで、この586はもっと万人が乗れるようしなやかに躾られたLook初のモノコックフレームだそうです。
当時のラインナップで最軽量。
しかしこの柔らかフレームで速度を出す乗り方を私は知りません。
知らないけど知らないうちにゾーンに突入していた場合、ストラバのセグメントでタイム更新ということになっているのでしょう。
正直なところ、このフレームに面食らっています。
これは本気でこのフレームの謎を解かねばなりません。


慎重に自分の感覚に正直に、世間の評価に惑わされず、貧脚の自分だけに通用する正解を探ろうと思います。比較対象は自分で所有し、乗り込んだフレーム限定です。






私が今までに所有したバイク。


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cannondale CAAD8
アルミ・フロントカーボン。
一番最初に右も左も分からないまま闇雲に乗ってた初めてのロードバイク。
今にして思えばアルミにしてはしなやかな方だったのかも。


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Panasonic FRC18
クロモリ・フロントカーボン。今でも主戦級。
キャノから乗り換え、その乗り心地の良さに驚愕しました。
ロングでは一番頼れますが、坂は苦手。
手持ちの中ではLook586と一番良く似た乗り味です。


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Intermax S.PELLEGRINO(サンペレグリノ)

ガッチガチのアルミ。フロントカーボン。
手持ちフレームの中ではダントツに硬い。下りでは跳ねます。
ラテックスかチューブレスでないと乗る気がしません。脚もよく攣りますw。
レーゼロ履かせて復活させてみたい。


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Dedacciai  NERISSIMO
初めてのカーボンフレーム。
地味で不人気ですが海外での評価は高く、ヒルクラやサンデーレースでちょくちょく表彰台に登っています。私はロングはPana、山系はDedaと使い分けてました。
ラインナップではエントリーグレードなのですがLook586に比べると相当硬いです。ロングでは400km越えるとツライ... 現在実家置き・六甲専用車。


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Battaglin  World Campion '87
クロモリ(フロントも)。
多分クロモリの中では相当硬め。跨った人からは「アルミじゃねーの?」と言われる始末。通常ではしなりを感じません。必死で加速したり、坂登ったりすると(ごく狭い適正範囲内で)後ろからプッシュされてる感じがする時があります。
ロングでホントに脚に優しいのか、最近疑っていますw




そもそもフレームを硬い柔らかいだけで判断するのは大雑把すぎますが、私にはそれ以上の評価は出来ません。個人的にはロングの終盤で足が残っているかどうかが一番大事なポイントです。


世間一般ではクロモリが柔らかくカーボンが硬いということになっていますが、常に例外はあります。硬いクロモリもあれば柔らかいカーボンもある。
私の手持ちフレームの中でBattaglinはクロモリとしてはかなり硬く、Look586の方が柔らかいのは間違いありません。
Panasonicもクロモリでこちらは柔らかめ。キツイ坂でだるい状態に陥った時の感触は、Look586と大変良く似ています。





Look586
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ところでどうもコイツが速い。
ワタクシ、基本的に速いフレームは硬いものだと思っておりました。
柔らかいフレームは速くはないけど、乗り心地が良く脚に優しくロング向きと。
今までこの基本原則で生きて来て、そう間違っていたとは思わないのですが...
コイツはどうも私の概知の枠外にいるらしい。
とりあえず平地で脚をくるくる回してると異常に伸びる。めっぽう速い。
何だかアシストされてるような気がするほどです。それもオートマティックに。
同じギア・同じケイデンスで走っていればどの車体でもスピードは同じですが、Look586だと明らかに速度維持が楽です。クロモリではこうはいかないし、カーボンのDedaでもこんな走りはしてくれません。
特に意識しないままストラバセグメントで次々と記録更新。


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一方、加速しようと力任せに踏んだり、坂でダンシングしたりすると全くダメです。
ハッキリと拒否されます。ペダルが急に重たくネトネトになり、たちまち減速。
柔らかいフレームのネガティブな反応でしょう。
パナでも似た感じになりますが、Lookの方が落差が激しい。
平地でも急加速するならBattaglin+レーゼロの方が反応が良いです。
10%超えるような坂での漕ぎならDedacciaiの方が楽な気がします。
何故そんなことになるのか? 言うまでもなくフレームが柔らかいからです。





硬くてしならないフレームと柔らかくてしなるフレーム。
どちらが速いか? 普通に考えれば前者でしょう。しなればそこにはロスが発生します。ムダな動きは無い方がいい。
しかしストラバの数値はLookの方が方が速いと言っています。
Look586はしなりが速さを生んでいると考えるしかありません。

フレームはしなりますが、その後当然反発が来ます。
タイミングを合わせてペダルを踏むと入力+反発力で面白いように加速します。
これはクロモリだとわかりやすく(特にPana)、グワングワンと加速してゆくのは快感です。時にはシフトアップしてダンシングで快感を味わいます。



しかし私はカーボンフレームでは(DedaでもLookでも)、しなりの戻りを明確に感じられません。Look586では張り切って力を込めてペダリングすると、しなりどころか泥沼を踏んでるような感触になります。



野見金山を東側から登っています。後半コンスタントに10%オーバーが続きます。
大きな崩落箇所があり長い間通行止めでしたが、きれいに直っていました。
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ここをハアハア喘ぎながらダンシングで登っていました。ペダルが重い...
力尽きシッティング、最ロー32Tまでシフトダウン。もういいや、のんびり行こう。
クルクル走法に切り替えます。
おや? 急に車体がシャキッとしたぞ!?


こんな機会は何度もあったはずですが、ハッキリと体感したのはこの時が初めてでした。おそらく全ての鍵を握っているのはケイデンス。脚の回転が遅いとタイミングが合わないのでしょう。しなりの返るタイミングはクロモリより断然速い。



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柔らかいので、強い踏みでなくても確実に入力を拾い、しなる。そしてそれはクロモリと違い、加速よりむしろ通常走行で働くように味付けされているのでしょう。
この車体、下りや追い風で急に元気になったことが幾度かありました。
そうか、あれは意識せずに自分のケイデンスが上がってたからか!!
登りでも最低75は要求されてる気がします。75以下だとダルダルに、75以上あれば何とか目覚め始め、80〜90からリズムに乗ってくれる感じ。キツイ坂では恩恵にあずかれませんが、せめてもの救いは32Tスプロケ。入れといてよかったと思います。


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笠森寺に参りました。出来るだけシッティングでクルクル回します。
そうは言っても激坂です。すぐに重くなり回せません。
でもここは32Tと最軽量クラスの車体がモノを言います。
無理矢理にでもゴリゴリ回して登りましょう。
汗かきました・・・が何と! ミストが完備されてます!!


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お次はストラバセグメント・2297 Climb
 Strsva → 2297 Climb

長柄直登の激坂ですが記録更新!
20%以上の坂ならDedaBattaglinの方が軽やかに登れます。
しかしそんな勾配は長くは続きません。長所が際立っていれば短所も明快です。激坂はじっと耐えて勾配が緩んだら脚を回せばいいのです(六甲で学びました)。
そもそも25%以上の坂までわざわざ出かけて行って「足付かずに登れたー!!」なんてのはヒルクライムではありません。
あれは単なる激坂ハントですw



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草刈 房の駅でピーナッツソフト。

道具が変われば使い方も変わってきます。正しく使えばおそらくLook586は、私の手持ちの中で一番楽で速い。ケイデンスさえ維持すれば、クロモリより広い範囲で浅くしなりを拾い、あとはオートマティクにシンクロしてくれるようです。
解析の成果というのはこういうことなんでしょう。
意識してるつもりですが、まだまだ私はクロモリライドの癖が抜けていないようです(というか、今度はPanaをうまく走らせていたのか怪しくなってきました...)。

もっと本当のことを言えば、私は硬いフレームではその長所をほとんど生かせていないのでしょう。バカみたいな激坂でやっと硬いフレーム+レーゼロの恩恵を感じられるわけで、あんな負荷は平地では私からは絞っても出てきませんw



Look586は明確に主張します。
優しいのですが下手には出てきてくれません。
私はいまソフトなSによって教育されているのです。




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走行距離 90.55km
獲得標高 722m
自己ベストたくさん出てる・・・!!



この記事書くのにえらく時間が掛かりました。
いろんな方のインプレッションも参考にしました。
正解かどうかわからないこともたくさん書いてます。
今やっと入り口に立てたとこかも知れません。


GIROさんでちらりとこう言った話をしました。
H木さんは一行で片付けてくれました。


「ああ。ひと昔前のクセつよフレームですね」

















2022.2.20 レイノルズがやって来る ヤァ!ヤァ!ヤァ!




近況から。


冬ウェアを一新しました。
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Decathlonです。
試着したところLサイズでは幅はともかく丈が長すぎ。Mにしました。
コスパ良し!








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2月8日。サクッと野見金山へ。さむいさむい。


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ここのカレーは絶品です!!


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お土産にいつものくず餅。


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走行距離 89.1km
獲得標高 812m

ウェアはいい感じです。
Battaglin+レーゼロを六甲で試したいですが、逆に即死しそうな気もします。








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2月10日。帰宅時間に雪!


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天気予報に従い、カッパは持って来てます。
慎重に帰りましょう。


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さむいしぬ。でも実は気分はハイw








さて。
Panaを実家置きにしてしまったので、DEDAを復活させようと画策しています。
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11速化を考えています。
10速はパーツのタマ数が減ってきました。値も上がってるみたい。




ところで・・・
なんだこれは!?
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レイノルズ ストライク。ずいぶんディープだなおい!


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仮組みしてみました。いかついな!
なんだかワルい感じがします。


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チューブも80mmロングバルブ。


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レバーは新調しました。


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初めての11Sチェーン。
今のチェーンってミッシングリンク付きなんですね。


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ブレーキパッドもカーボン用。


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ハブはメタリックレッドです。
これはBattaglinによく合いそう。


とりあえず組んでみました。
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ディープリムのイメージがこんなに強烈だとは思ってませんでした。あの上品で優等生だったDEDACCIAI NERISSIMOが一夜にして不良に!!w

バーテープが浮いています。
これはそもそも今回のホイールには黄色要素が入ってるメーカーのものを使う予定だったからです。ブレーキ面がアルミのMAVIC COSMIC CARBONを探していました。現行品じゃないので中古屋さんで。ところが店に行ってその場でコロリと浮気してしまったのです。
レイノルズ。名ホイールとして名高いアサルトがあります。シマノのカーボンホイールOEMも請け負ってたはず。カーボンクリンチャーはアタック(29mm)、アサルト(41mm)、ストライク(61mm)とリムハイトの異なる3種類のラインナップがあります。アサルトの長兄なら信頼出来るな! レーゼロとの違いを明確に体感したいのでリムハイトは高い方が良いでしょう。
カセットは11〜32。坂はもう怖くないぞ。
ディレーラーはミドルゲージで。


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むう・・・ ノーマル車から族車に乗り換えたような気分です。


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しばらく通勤に使い、週末やっと花見川ロード〜印旛沼へ。
なんだか疲れました。これに乗ってのんびり走ってちゃダセェ、というプレッシャーで一生懸命踏んでたからです。
帰りはマイペースで。疲れない程度に回して走ると、楽に速度維持できることに気づきました。
まだまだ乗り方がわかってませんが、平地アベレージは上がりそう。
横風の突風にはヒヤリとしますね。バーミッツのせいもあると思います。



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2022.2.20
走行距離 62.10km

ホームコースみたいなものだしそうそう記録更新も出ないのですが、ストラバでぽつぽつとPR、自己2位が出てました。
ホイールで乗り味は全く変わりますね。フレームよりも比重は大きいでしょう。
レーゼロとは極端に対照的なホイールのような気がします。
ようやく現代の自転車に辿り着いたかなw






2021.12.25 GARMIN Edge520 バッテリー交換  



ストラバの2021総括が出ました。

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今年は海浜大通り地味トレをこまめにやったので距離は伸びました。
平地なので標高は伸びませんが。






さて本題。
私のメインのサイコン、GARMIN Edge 520J
リチウムイオンバッテリーがめっきり弱っています。
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省エネ設定、バックライト0%でも電池は見る見る減っていきます。
半日ライドでもモバイルバッテリー必須。

Amazonで交換用バッテリーを購入。
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電圧3.7V、容量700mAh。
大容量が欲しいところですが、サイズが合わないとお手上げです。
Edge520用を注文。¥2,461でした。
この出費で復活できれば御の字です。



さて手術開始。

しかしEdge520には分解のためのネジは見当たりません。
ネットで情報を集め、参考にします。
液晶画面が両面テープで貼り付けてあり、ここを剥離するしかありません。
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不要のブラスチックのカードを差し込み、両面テープを切って行きます。
キツイし堅いし、結構チカラが要ります。
今回の工程で一番厄介な作業はここです。根気よく何度も繰り返しましょう。
イライラしてドライバーや硬い素材を差し込むのはNG!
無理にこじると液晶が割れてしまうことがあるそうです。
カードの端が傷んでくるのでハサミでカットします。
そうすれぱ角の鋭い部分が何回も使えます。


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開きました!


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まずは液晶部分だけを開きます。
基盤が露出します。基盤を固定してる4本のネジを外します。


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基盤を外すとバッテリーが見えます。
両面テープで固定されているのでここは細いドライバーで剥がします。
バッテリーから伸びているコードは2系統あり、それぞれが基盤と裏面のスピーカーに繋がっています。


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バッテリーと基盤を繋ぐコネクタを外します。
難しくはないですがかなり細かい作業です。
ピンセットを用意しておいた方が良いでしょう。


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バッテリーとスピーカーを繋ぐコードを切ります。
たくさん残しておいた方が後の作業はし易いです。
外したバッテリーは見分けがつくようにマークしときましょうw


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ボディ側の両面テープのカスを出来るだけ取ります。
接着が強力なので完全に綺麗にするのは難しい。


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液晶側の裏面も同様に。


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ここからは組み立て作業です。
基盤・新しいバッテリー・裏面ボディ。
両面テープは荒面用。0.8mm厚のものを使いました。


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ハサミで細い帯状に切ります。


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ボディ内側に両面テープの帯を張り巡らします。
ここは防水も兼ねますので出来るだけ隙間をなくしましょう。


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ハンダ付けでコードを繋ぎます。
銅線ひねり回しても接触は大丈夫だと思いますが、ハンダ付けの方がコンパクトに収まると思います。


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新しいバッテリーを両面テープで固定します。
次にバッテリーのコネクターを基盤に繋ぎます。
ここはピンセットがないと辛いでしょう。


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仮組みします。
基盤を固定してないのでサイドのスイッチは効きません。
充電ケーブルで通電を確かめます。
音が鳴ったのでOK。


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基盤をネジで止めます。
サイドのスイッチの効きを確認。
両面テープの裏紙を剥がし圧着します。


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出来上がりました!
フツーに動きます。設定も維持されたまま。
時計は遅れたはずですがGPSが勝手に合わせてくれます。


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いつもの海浜大通り30kmコース。
バッテリーの減りが明らかに改善されました!
(それでも朝から出かけるならモバイルバッテリーは必要ですが)
これでまたしばらくはEdge520で暮らせます。


でも530良いらしいですね〜
デフォルトでマップ入ってるしバッテリーの持ちも格段に長いらしい・・・







2021.8.10 夏の近況 〜 チューブレス再び



レーゼロはいい調子です。
遠乗りは出来てませんが・・・

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コロナ、お盆の豪雨長雨、酷暑。
なかなかスカッと遊べる状況ではありません。
夕方から近所を走ってウサを晴らしています。


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八街の農道。
不意にコーヒーの香りに包まれました。


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ははあ、コレか。
コーヒーかすの堆肥です。
いろいろ考えるもんだなあ・・・


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別の日、船橋港で珍しい船を見かけました。

 Google → レース・フォー・ウォーター号

ウロウロしているだけでもいろんな物に出くわすものです。


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8/9 夕方練。海浜大通りを流します。
この日は台風余波。大波が堤防で弾け、強風で道路まで吹き込んでいます。


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荒れてますね。全身塩でベトベト。
クロモリヤバイ・・・




・・・というような日々を送ってましたが、突然チューブトラブルが頻発。
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エア足し中にバシュッ!! バルブ接合部の黒いゴムからエア漏れ。
もう一本はエア足し中に破裂(傷があったのでしょうか)。
新品に変えるも今度は接着部分からエア漏れ。

去年ビットリアのラテックスで3連続不良品に当たり、ミシュランに鞍替え。
しばらくいい調子で使ってたのですが、ダメな時は連続で来ますね。ラテックスは乗り心地は最高ですが、ブチルに比べて繊細だし初期不良率が高い気がします。


ホイールも新しくなったことだし、2-WAY FIT 17C。
ここはタイヤも一新するタイミングかな。


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いま愛用のタイヤはCONTINENTAL GATORSKIN
耐パンク性能に優れたタイヤです(それでもまあちょくちょくパンクしましたけど)。
装着するとラテックスの緑がわずかに見える傷や穴がいくつもあります。


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一年以上使っています。
まあまあ減ってるし、傷も多い。替え時だな!
ここはチューブレス25Cでしょう!!

私のチューブレス遍歴はIRCが1回、MAVICが2回です。

↓ チューブレスタイヤに対する私の個人的な感想です。
・クリンチャーに比べてタフじゃない。特にMAVICは繊細でヤワ。
・何となくいつもどこかでシーラントがブシュブシュ言ってる。
・補修が難しい。パッチ当てても高確率で失敗。
・ビード上げに苦労して毎回汗まみれ。

パナは今MAVICチューブレス履いてますが、前後ともにブチルチューブ入れたままw
去年のブルベはそれで走り通しました。
まあまあ調子良いです。不本意ですがw



さて、今回のチョイスはこちら。
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IRC FORMULA PRO TUBELESS X-Guard
やはり耐パンク性が売りです。もちろん25C。


硬くてハメづらいらしいのですが、ウチにはIRC専用レバーがあります。
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グリグリいじくり回してハマりましたが、ポンプではビードが上がりません。
MAVICホイール+MAVIC Yksionならフロアポンプで簡単に上がったんだけどなあ。
汗かくのも嫌だし明日ショップでコンプレッサー借りましょう・・・
チューブレス常用するならボンベ1本買っといた方がいいでしょうね。

 AMAZON → シュワルベ TIRE BOOSTER


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翌日ショップでビード上げてもらい自宅でシーラント注入。

 AMAZON → Panaracer シーラント Seal smart


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出来上がり。まずは80PSIで。


とりあえずの夕方テストライド。
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もっちりしています。地面への食いつき感が強いです。
軽快感は前の組み合わせの方が上かな。
でも乗り心地は良いです。
ストレスフリー・メンテナンスフリーで走れますように!








2021.7.17 フルクラム Racing Zero 入手



レーゼロ

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出オチw








ちなみに私の手持ちホイール・・・


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・シマノ デュラエース WH-7850
柔らか、軽い、脚に優しい。
基本的にPanasonicクロモリフレームに付けてました。


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・シマノ WH-7701
デュラ7850よりちょっと古く重い。スポーク少なくリムハイト高め。
シマノ初の完組みホイール7700のマイナーチェンジ版。攻めてたんですね〜。


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・マビック Ksyrium SLS
硬く、軽い。うちの主力万能選手。
2017年からDedacciaiカーボンフレームに、去年からはBATTAGLINに付けてました。






さて

フルクラム2022 Racing Zero 2WF
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ホイールの違いを今回ほどハッキリ体感したのは初めてです。


時代はディスクブレーキです。
ディスクブレーキ vs リムブレーキの構図はとっくに終わりました。
制動装置の性能向上は業界としても絶対正義です。
ハイエンドなニューモデルは全てディスク標準でしょう。
リムブレーキホイールに残された時間はもう長くはないのです。
しかし私は今のところディスクフレームに乗り換える予定はありません。
手に入れるなら今しかない!

シャマルウルトラとレーゼロでちょっと悩みました。
世間の評価を見てみると剛性ではレーゼロが上のようです。
「硬すぎる」「脚にくる」と言う評価もしばしば見受けられましたが、思い切って極端なホイールを試してみます。



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地味ですね。ロゴもグレー。赤1本スポークもなくなりました。
ホイールは地味な方が好みです。どのフレームにも合わせ易いですからね。


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正確に違いを見極めたいので、キシリウムからタイヤ・チューブはそのまま移植。
タイヤは Continental Gatorskin
チューブはMichelin AIRCOMP(ラテックス) 。


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キシリウムはパナに。
入れ替えというのは手間がかかりますね。掃除も調整も注油も2台分。
夕方ですがちょこっと試し乗り・・・



First impression

硬いホイールの漕ぎ出しは軽く感じます。
デュラからキシリウムに履き替えた時もそう思いました。
しかし今回の方がより明確です。

路面の荒れはしっかり拾います。
ラテックスだけど遠慮なしです。
チューブレス25Cの導入が正解でしょう。


ここまであまり明確なインプレッションはありません。
街中を抜け、海浜大通りまで出ます。ショップ練のコースです。
Tシャツ短パンですが、ビンディングは履いています。
巡行30km/h・・・ からの・・・
おや? 


加速が全然違う。


踏んでません。クルクルっと回すとスルスルっとついてくる。
「ヨイショ」とか「ハアハア」とか言ってません。言う間がありません。
脚の回転がそのままスピード表示に繋がっています。


何コレ!!
加速ってもがかずに出来るモノだったっけ!?



大袈裟に言えば、私のロードバイク観の一角が崩れました。

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参りました。
しかし「速え! こりゃスゲエ!」と手放しで喜べません。
最初に湧いてきた私の感想はコレです。

「オレは今まで何をしていたのだ?」






Panasonic FRC18 (クロモリ)
ホイール デュラ WH-7850
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このパナモリが長く私の標準でした。ジャパン・トラディショナルな組み合わせ。
柔らかいフレームに柔らかいホイール...
乗り心地は極めて良好で脚攣りとも無縁です。
しかし坂はやたらしんどい。これは初乗りですぐ気付きました。
登りに差し掛かった途端、ペダルがねちっこくダルくなります。まるで泥沼です。
脚は護られますが猛烈に心肺に負担が来ます。
クロモリとはそういうものかと思っていましたが、フレーム特性だけじゃなかったんですね。



あと現在お休み中の、アルミの InterMax サンペレグリノ
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カーボンのDedacciai NERISSIMO
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じっくりと思い出してみます。この日記の過去ログも見返します。
やはりフレームとホイールの組み合わせはほぼ気分です。
意識的に組み合わせを試してはいません。
それでも硬いフレームには柔らかいホイールを、柔らかいフレームには硬いホイールを合わせるのが常道なのだろうなという見当はつきます。
レースならカチカチに、ロングならヤワヤワ気味に振るのも正解でしょう。普段履きというのも練習の一環と考えるのなら、硬目に振っても良いような気がします。



今回初めてキシリウムを履かせたパナ。
あ! シャキッとしてる!! ダルくない!!
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案の定、生まれ変わりました。別人になりました。ヤベェ・・・
いえ、決して柔らかいバイクがダメだと言ってるわけではありません。
去年の秋のブルベでは最悪のコンディションの中、パナ+デュラで2週連続400を走りました。この優しい組み合わせでなければDNFしてたかも・・・
要は目的に合わせた組み合わせですね。
パナ+レーゼロの組み合わせも試さなければなりません。



さてやっと梅雨明け。
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レーゼロで坂を試しに行きましょう。


最初はここ!
ストラバセグメント → 市原三水源浄水場ゾンコラン
300mほどの激坂。キツイとこは20%越え。
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もちろんしんどいですし、息も切れますけど・・・
あれ?もう終わり?こんな短かったっけ?・・・ってな感想です。


うぐいすラインに合流、二段坂。
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普段より断然楽です。ズルしてるような気分です。
今度からはタイムアタックしてみようかな、という気持ちが出て来るほど。


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原田セブン。天然水と饅頭。
色々考えています。
坂が明らかに楽です。息が切れません。いや、切れますけどw 軽いです。
ペダルも軽く感じます。ロスなく地面を蹴っているのが分かります。
脚が削られてるはずですが今のところ自覚はありません。
おかしい・・・これでは良いこと尽くめじゃないですか。
ざっと6年間、私は過保護に脚を護り無駄に心肺ばかり働かせていたのでしょうか。

まあ理屈はいいや。
とにかくロスなく脚に追従するホイールは 楽しいんです。断然。




お次はこちら。
ストラバセグメント → 2297 Climb
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激坂ですが普段より楽です。
リズムに乗れる区間ではしなりも感じますが、これはフレーム由来かな?
ホイールが受け持ってたしなり配分が大幅に減っているのは確かでしょう。

ではこのレーゼロをカーボンフレームやアルミフレームに履かせるとどうなるのか?
もっと楽に登れるけど半日で脚が売り切れる?
攣りまくる? 膝こわす?
嬉しいやらコワイやら・・・


それから自衛隊送信所前→うぐいすライン。
大桶・下り上りアウター縛り。
そんなことをやる元気が出てくるのも珍しいですが、どうしても試したかったので。
明らかに普段より楽です。特に苦しむこともなく走りました。
それともうひとつ。下りの安定感がすごい。
狙ったラインをブレることなくトレースして行きます。
震えたり捩れたりしないので、全く怖くありません。


IMG_0568.jpg
蘇我の館山道を渡る立体交差。
ギヤ変えずに上りました。頑張らないでもフツーに出来ちゃいます。
良いパーツをインストールしてギヤ○枚分軽くなった!というインプレをたまに見ますが、あの表現ウソじゃなかったんですね〜w


erwt.jpg
走行距離 93km
獲得標高 1,045m


これはえらいことですよw
ドラえもんのひみつ道具「らくらくホイール」かと思いましたよ。

現在市販の完組ホイールでフルクラムレーシングゼロは硬いホイールの最右翼です。
これを基準として考えない方が良いでしょう。
レーシーなカーボンフレームに履かせれば凄いんでしょうが、そもそも硬いフレームにはここまで硬いホイールは必要ないのかも知れません。
ロングに使えるかどうかは慎重に検討した方が良さそうです。
今クロモリフレームに偏向している私には何とか許容範囲かな。
どストライクかも知れません。
他の手持ちのフレームとの相性もぜひ試してみたい。

問題は今までのホイールに戻したらダルく感じるのではないか、という心配です。







その後数日続けて追い込み気味に走ったら足首を痛めましたw
やっぱ凶器ですね。太腿の張りもなかなかとれません。
徐々に慣らしていかないと・・・





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Author:hiros
千葉在住。
50過ぎてからロードバイクに目覚めました。
週5日間、座りっぱなしの自営業。

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