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2019.10.5 Battaglin クロモリ磨き編



Battaglinが形になって来たので経緯をまとめてみます。
以前の内容とダブりますがご了承ください。
レストア記事は繰り返しよく読まれるみたいなのでw




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ネットでたまたま見かけたこの写真で私はBattaglinを知りました。
あまりの美しさに一目惚れしました。

 → battaglin

SPEC4.jpg
しかしこのcollezione-specialeは限定モデル。
Giovanni Battaglinさんの65歳の記念に65本のみ作られました。
それも3年前の話です。
その後Battaglinについて色々調べ、感服し、ため息をつき、高嶺の花 確定。



ところで私は根本の部分でクロモリに絶対の信頼を置いています。
今回の那須600で それは一層明確になりました。
私の場合、カーボンのDEDAでは400越えるとほぼ脚が終わります。そしてそのヘロヘロの脚で頑張ろうとしても、フレームは受け付けてくれません。あとはもうダラダラ脚を回すだけです。
でもクロモリのPanaでは600終盤でスプリント出来ます。高速巡航について行けます。もちろんしんどいけど、ヘロヘロなりの頑張りを受け入れてくれます。
この微妙な許容の差は脚力のある人にはわからないでしょうし、クロモリ知らない人には伝えようがないけど、確かにあります。
ただそれが私の所有するロードバイク限定で当てはまるのか、クロモリorカーボンの普遍的な素材差なのかはわかりません。

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一方、Panaでの登坂は非常にしんどいです。これは素材の重量差ではありません。Dedaはカーボンですがあまり軽くなく、ロングの装備次第で総重量差は簡単に逆転します。それでも坂はDEDAの方が断然楽です。
ではクロモリでも、より硬いクロモリだと坂は楽になるのでしょうか?
このあたりが現在の私のフレーム沼のテーマです。



硬いクロモリフレームというと筆頭に上がってくるのがコルナゴ MASTER
インプレを漁ると、ネオプリやスーパーコルサもPanaより硬いようです。
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海外のレジェンド・クロモリは気にはなりますが、お試しで手を出せるものではありません。心中する覚悟が必要ですw





さてそこで。
ヤフオクにBattaglin現る。
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チラチラ見てました。格安ですが買い手がつきません。
出品者さんは何回か値を下げ、再出品されたみたいです。
まあ失敗でもいいや、くらいの値だったので落札。


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サイズ49はドンピシャ!
このサイズの格安Battaglinに出くわすことも今後もうないでしょう。

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このフレームは3〜40歳くらいかな。
結構サビが進んでいます。レストアベースで考えた方がいいでしょう。



サビを落とさねばなりません。そのためにまず塗装を剥がします。
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塗装剥がし剤。これは水溶性で刺激の弱いマイルドなヤツです。
それでも鼻を近づけると強いアンモニア臭がします。


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塗って数分経つと塗装が緩んできます。
スクレーパーでサクサク剥がします。


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塗装の下にもサビは広がっています。
でも貫通などはなさそうです。


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この段階で塗料の残りは気にしなくてもいいでしょう。
この後まだまだワイヤーブラシでサビを隅々まで削らねばなりませんから。


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サビ取り剤+カップワイヤーブラシ。
サビ取り剤は景気よく使うと作業早いです。
そこら中に飛び散りますけどw


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クロモリの地肌の色が出てきました。
茶色くなってなくても表面は酸化してるんですね。


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たちまちこの有様・・・


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時間が取れなくて数週間かけてますけど、頑張れば一日でここまでは行けそうです。


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ワイヤーブラシだけでここまで磨けます。
ただしクロモリの地肌はすぐに酸化が始まります。
半日も経つと黒ずみが始まってるのがわかります。


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400〜600番くらいのペーパーがけでこんな感じ。
遠目だと光ってます。
とにかく手間がかかるのは後ろ三角。
パイプ4本ありますからね!


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まだ荒いですが、ソリッドカラー厚塗りするならこのくらいでいいかも。



・・・さてどう仕上げようか・・・
collezione-specialeに惚れたのが発端ですからあの色にしたいですが、あれはレベル高いぞ〜。
メッキの上にキャンディーカラー(半透明クリヤーレッド)仕上げです。
メッキすれば綺麗だしサビにも強いしその後のメンテも格段に楽になりますが、フレーム代よりはるかに高い・・・そもそもまだ自分に合うかどうかもわからないフレームです。

どうしようかな〜と考えつつ、時間を見つけては磨き続けます。



ペーパーの番手あげて1000〜1200。
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800番で落としておくべき傷は1000番では落ちません。
でももうやり直すのはイヤです。
ここらがシロート仕事w




ピカールとコンパウンド。
これらを使うと間が空いてもあまり黒ずみは進まないみたいです。
酸化防止剤とか入ってるのかな?

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私の祖母の家はお墓守りで、仏具を磨くのにピカールは必須でした。
ピカールと蚊取り線香がバアちゃん家の匂いでした。
郷愁に浸りながらせっせと磨きます。
なんだか精神修養のようになってきました。

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しかしピカールでこするとクロモリもこれだけ削れるワケです。
軽量化だな・・・


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磨きはキリがありません。多分効率悪いこともやってると思います。
でもこれを続けていれば、いつかはポリッシュの域まで到達できるのかな?


とりあえずこの辺で磨きにキリをつけます。
遠目にはいいんじゃないかな。
これならキャンディカラーを吹いても成立しそうな気がします。
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しかし不思議なもので・・・
こうやってクロモリフレームの隅々を見ながら磨き続けていると、ロードバイクが欧州の鉄文化の一つであることがじわじわ感じられます。刀剣や甲冑の流れの支流なのかなとも思います。
優れた性能を求められる戦う道具でありながら、美しい仕上げも与えたいというビルダーの姿勢に深くシンクロしてしまいます。UCIがやたら保守的で機材の進化に極めて腰が重いのも、そういう背景があるのかもしれません。



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マイナスドライバーとハンマーで字を打ったアルミプレートを貼り付けます。
名前とAudax Japan Chibaの登録番号を彫りました。
しかしこれはヒドイ出来です。やめときゃよかったw
まあ盗難防止ですね。


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ネジ山をマスキング。


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ラグはクロモリの地肌色になるので、脱脂のあとすぐにクリヤ仕上げです。
でないとたちまち酸化が始まりますからね。




 次は着色です。 → 塗装・組み立て編







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> comment 1 様

わざわざありがとうございます。
機材との出会いも縁ですね。
大事にしたいと思います。
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Author:hiros
千葉在住。
50過ぎてからロードバイクに目覚めました。
週5日間、座りっぱなしの自営業。

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