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2022.8.31 柔らかなLook586を速く走らせたい


気に入っています! 
Look 586 2010年モデル。中古ショップで一目惚れ!
2008年にはフランスのバイクオブザイヤーを受賞したそうです。
私が所有したバイクの中では初めて高級車の範疇かな?w


IMG_5888 2 copy
ただし今のところ試行錯誤中。
このフレーム、機嫌のいい時と悪い時の差がめっぽう激しい。
いい時はやたら速いです。しかも自分ではあまり頑張ってる感はありません。
ストラバのセグメントは次々と更新。
悪い時はだいたいキツめの坂です。ダンシングなどすると、しなるフレームに踏力の全てが吸い込まれるようなねちっこい感覚に捕まってしまいます。



しなやか柔らか系のフレームであることは間違いありません。
シートステー・チェーンステー共に真ん中あたりで水平方向に大きく扁平されています。後ろ三角を積極的にしならせようとする設計意図がうかがえます。
IMG_5914D.jpg IMG_5915D.jpg
今どきのカーボンレーサーの硬く小さい後ろ三角とはずいぶん違うなあ。

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この柔らかフレームに更にシートポストに緩衝材が組み込まれます。
乗り心地は極上ですね。
振動吸収が優秀なので下りの荒れ路面でもガンガン行けちゃいます。


当時のインプレ記事を色々漁ってみました。
この前のモデル・585はカーボンラグのガチガチに硬いレーサーで、この586はもっと万人が乗れるようしなやかに躾られたLook初のモノコックフレームだそうです。
当時のラインナップで最軽量。
しかしこの柔らかフレームで速度を出す乗り方を私は知りません。
知らないけど知らないうちにゾーンに突入していた場合、ストラバのセグメントでタイム更新ということになっているのでしょう。
正直なところ、このフレームに面食らっています。
これは本気でこのフレームの謎を解かねばなりません。


慎重に自分の感覚に正直に、世間の評価に惑わされず、貧脚の自分だけに通用する正解を探ろうと思います。比較対象は自分で所有し、乗り込んだフレーム限定です。






私が今までに所有したバイク。


1_2022090710374723e.jpg 
cannondale CAAD8
アルミ・フロントカーボン。
一番最初に右も左も分からないまま闇雲に乗ってた初めてのロードバイク。
今にして思えばアルミにしてはしなやかな方だったのかも。


2_20220907103748f30.jpg
Panasonic FRC18
クロモリ・フロントカーボン。今でも主戦級。
キャノから乗り換え、その乗り心地の良さに驚愕しました。
ロングでは一番頼れますが、坂は苦手。
手持ちの中ではLook586と一番良く似た乗り味です。


3_20220907103750f8f.jpg 

Intermax S.PELLEGRINO(サンペレグリノ)

ガッチガチのアルミ。フロントカーボン。
手持ちフレームの中ではダントツに硬い。下りでは跳ねます。
ラテックスかチューブレスでないと乗る気がしません。脚もよく攣りますw。
レーゼロ履かせて復活させてみたい。


4_20220907103752e70.jpg 
Dedacciai  NERISSIMO
初めてのカーボンフレーム。
地味で不人気ですが海外での評価は高く、ヒルクラやサンデーレースでちょくちょく表彰台に登っています。私はロングはPana、山系はDedaと使い分けてました。
ラインナップではエントリーグレードなのですがLook586に比べると相当硬いです。ロングでは400km越えるとツライ... 現在実家置き・六甲専用車。


5_20220907103753407.jpg
Battaglin  World Campion '87
クロモリ(フロントも)。
多分クロモリの中では相当硬め。跨った人からは「アルミじゃねーの?」と言われる始末。通常ではしなりを感じません。必死で加速したり、坂登ったりすると(ごく狭い適正範囲内で)後ろからプッシュされてる感じがする時があります。
ロングでホントに脚に優しいのか、最近疑っていますw




そもそもフレームを硬い柔らかいだけで判断するのは大雑把すぎますが、私にはそれ以上の評価は出来ません。個人的にはロングの終盤で足が残っているかどうかが一番大事なポイントです。


世間一般ではクロモリが柔らかくカーボンが硬いということになっていますが、常に例外はあります。硬いクロモリもあれば柔らかいカーボンもある。
私の手持ちフレームの中でBattaglinはクロモリとしてはかなり硬く、Look586の方が柔らかいのは間違いありません。
Panasonicもクロモリでこちらは柔らかめ。キツイ坂でだるい状態に陥った時の感触は、Look586と大変良く似ています。





Look586
6_20220907103756a9e.jpg
ところでどうもコイツが速い。
ワタクシ、基本的に速いフレームは硬いものだと思っておりました。
柔らかいフレームは速くはないけど、乗り心地が良く脚に優しくロング向きと。
今までこの基本原則で生きて来て、そう間違っていたとは思わないのですが...
コイツはどうも私の概知の枠外にいるらしい。
とりあえず平地で脚をくるくる回してると異常に伸びる。めっぽう速い。
何だかアシストされてるような気がするほどです。それもオートマティックに。
同じギア・同じケイデンスで走っていればどの車体でもスピードは同じですが、Look586だと明らかに速度維持が楽です。クロモリではこうはいかないし、カーボンのDedaでもこんな走りはしてくれません。
特に意識しないままストラバセグメントで次々と記録更新。


IMG_5890.jpg
一方、加速しようと力任せに踏んだり、坂でダンシングしたりすると全くダメです。
ハッキリと拒否されます。ペダルが急に重たくネトネトになり、たちまち減速。
柔らかいフレームのネガティブな反応でしょう。
パナでも似た感じになりますが、Lookの方が落差が激しい。
平地でも急加速するならBattaglin+レーゼロの方が反応が良いです。
10%超えるような坂での漕ぎならDedacciaiの方が楽な気がします。
何故そんなことになるのか? 言うまでもなくフレームが柔らかいからです。





硬くてしならないフレームと柔らかくてしなるフレーム。
どちらが速いか? 普通に考えれば前者でしょう。しなればそこにはロスが発生します。ムダな動きは無い方がいい。
しかしストラバの数値はLookの方が方が速いと言っています。
Look586はしなりが速さを生んでいると考えるしかありません。

フレームはしなりますが、その後当然反発が来ます。
タイミングを合わせてペダルを踏むと入力+反発力で面白いように加速します。
これはクロモリだとわかりやすく(特にPana)、グワングワンと加速してゆくのは快感です。時にはシフトアップしてダンシングで快感を味わいます。



しかし私はカーボンフレームでは(DedaでもLookでも)、しなりの戻りを明確に感じられません。Look586では張り切って力を込めてペダリングすると、しなりどころか泥沼を踏んでるような感触になります。



野見金山を東側から登っています。後半コンスタントに10%オーバーが続きます。
大きな崩落箇所があり長い間通行止めでしたが、きれいに直っていました。
IMG_5900.jpg
ここをハアハア喘ぎながらダンシングで登っていました。ペダルが重い...
力尽きシッティング、最ロー32Tまでシフトダウン。もういいや、のんびり行こう。
クルクル走法に切り替えます。
おや? 急に車体がシャキッとしたぞ!?


こんな機会は何度もあったはずですが、ハッキリと体感したのはこの時が初めてでした。おそらく全ての鍵を握っているのはケイデンス。脚の回転が遅いとタイミングが合わないのでしょう。しなりの返るタイミングはクロモリより断然速い。



IMG_5882.jpg
柔らかいので、強い踏みでなくても確実に入力を拾い、しなる。そしてそれはクロモリと違い、加速よりむしろ通常走行で働くように味付けされているのでしょう。
この車体、下りや追い風で急に元気になったことが幾度かありました。
そうか、あれは意識せずに自分のケイデンスが上がってたからか!!
登りでも最低75は要求されてる気がします。75以下だとダルダルに、75以上あれば何とか目覚め始め、80〜90からリズムに乗ってくれる感じ。キツイ坂では恩恵にあずかれませんが、せめてもの救いは32Tスプロケ。入れといてよかったと思います。


IMG_5881.jpg
笠森寺に参りました。出来るだけシッティングでクルクル回します。
そうは言っても激坂です。すぐに重くなり回せません。
でもここは32Tと最軽量クラスの車体がモノを言います。
無理矢理にでもゴリゴリ回して登りましょう。
汗かきました・・・が何と! ミストが完備されてます!!


IMG_5903.jpg
お次はストラバセグメント・2297 Climb
 Strsva → 2297 Climb

長柄直登の激坂ですが記録更新!
20%以上の坂ならDedaBattaglinの方が軽やかに登れます。
しかしそんな勾配は長くは続きません。長所が際立っていれば短所も明快です。激坂はじっと耐えて勾配が緩んだら脚を回せばいいのです(六甲で学びました)。
そもそも25%以上の坂までわざわざ出かけて行って「足付かずに登れたー!!」なんてのはヒルクライムではありません。
あれは単なる激坂ハントですw



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草刈 房の駅でピーナッツソフト。

道具が変われば使い方も変わってきます。正しく使えばおそらくLook586は、私の手持ちの中で一番楽で速い。ケイデンスさえ維持すれば、クロモリより広い範囲で浅くしなりを拾い、あとはオートマティクにシンクロしてくれるようです。
解析の成果というのはこういうことなんでしょう。
意識してるつもりですが、まだまだ私はクロモリライドの癖が抜けていないようです(というか、今度はPanaをうまく走らせていたのか怪しくなってきました...)。

もっと本当のことを言えば、私は硬いフレームではその長所をほとんど生かせていないのでしょう。バカみたいな激坂でやっと硬いフレーム+レーゼロの恩恵を感じられるわけで、あんな負荷は平地では私からは絞っても出てきませんw



Look586は明確に主張します。
優しいのですが下手には出てきてくれません。
私はいまソフトなSによって教育されているのです。




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走行距離 90.55km
獲得標高 722m
自己ベストたくさん出てる・・・!!



この記事書くのにえらく時間が掛かりました。
いろんな方のインプレッションも参考にしました。
正解かどうかわからないこともたくさん書いてます。
今やっと入り口に立てたとこかも知れません。


GIROさんでちらりとこう言った話をしました。
H木さんは一行で片付けてくれました。


「ああ。ひと昔前のクセつよフレームですね」

















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hiros

Author:hiros
千葉在住。
50過ぎてからロードバイクに目覚めました。
週5日間、座りっぱなしの自営業。

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